キャンプとかアウトドアって、どこか夏をイメージさせる言葉だ。

我が家でも夏にキャンプをするけれど、11月にキャンプをしてみて考えが変わった。

秋キャンプ、快適。

むしろ夏休みが終わってからが、キャンプ本番かもしれない。

 

秋冬キャンプがおすすめの理由

暑くない

暑いからいいんじゃない、という人もいるのかもしれないが、私は暑いのが苦手。

だから夏のキャンプはできるだけ標高を上げて、涼しい山キャンプに限る。

 

11月にキャンプをすることになったとき、逆に夜の寒さが心配になった。

夏に涼しいキャンプ場は、きっとこの時期もう寒いはず。

 

そうなると、いつもは行かないところが候補になる。

伊豆とか房総とか、海の近くはどうだろう。

いつもは木々に囲まれてのキャンプだけれど、明るく開けた海辺のキャンプも秋冬なら心惹かれる。

都合のいいことに、関東の太平洋側は秋が深まれば深まるほど、よく晴れて空が澄んでくるのだ。

 

たき火が有り難い

たき火はキャンプの必需品だ。

たき火のないキャンプなんてつまらない。

むしろたき火をしにキャンプに行く。

それくらいたき火が好き。

 

そんなたき火がより一層魅力的になるのは、もちろん夜寒くなってから。

夜が更けるにつれて、たき火を囲む人々の輪が小さくなっていくのが、またいい。

火を囲むと、人は素直になるような気がする。

 

夏のキャンプでは、たき火の有難みをあまり感じないで終わってしまうことがある。

もっと悪いと、暑いと感じてしまうこともあるのかも。

たき火を最大限に楽しみ、そして利用するためには、やはり「寒さ」が必要なのだ。

 

 

たき火で焼きいも

安納芋と坊ちゃんかぼちゃをたき火で焼いてみた。

たき火が有り難く感じる季節に、たき火にうってつけの食材が旬を迎える不思議。

 

体にいいと言われるものをひたすら食べたり、逆に体に悪いからと我慢して食べなかったりすることもあるけれど、難しく考えずにやりたいこと、食べたいものに従って生きていれば、なんとなく上手くいきそうだと最近感じる。

頭で考えるよりも、自然の節理はうまくできている。

 

そんなことをつらつら考えるきっかけともなった焼きいもと焼きかぼちゃ。

よく洗って、濡らしたキッチンペーパーでくるみ、アルミホイルで2重巻きに。

あとはたき火の中に入れてときどき裏返しつつ、40分くらい放っておく。

 

暗いキャンプの夜のこと、写真がないのはご勘弁ください。

味わいを例えるなら、安納芋はクリームたっぷりのスイートポテト、坊ちゃんかぼちゃはなめらかなかぼちゃのプリン。

これ、決して誇張ではないのだ。

いろいろとたらふく食べた後だったけれど、ぺろりとお腹に収まりましたとさ。

 

鍋キャン

キャンプの夜に何を食べるか、計画するのも楽しい。

今回は、秋冬だからやりたかった鍋に挑戦してみた。

 

ベースは石川県金沢発の、まつやのとり野菜みそ。

白菜、ねぎ、きのこ、水菜を、食べやすくカットしてジップロックで持っていく。

その場でお豆腐をくずし、お肉はそのままお鍋に。

準備が簡単なのも鍋キャンのいいところ。

 

ぐつぐつしてきたころ、たき火のスモーキーなにおいにも負けないくらい、お鍋のいいにおいが。

たき火にあたっているとはいえ、熱いスープをズズズとやると、お腹の中から温まる。

温泉に入ったときみたいに、おもわず、あ~と声が出る。

 

これから鍋キャンをする人、まつやのとり野菜みそおすすめです。

〆は宝刀。

熱燗もよかったなあ!

 

虫が少ない

食べもののことばかり書いてきたけど、秋冬キャンプで地味にすごく嬉しいのが、虫が少ないこと。

なんで地味かというと、虫がいなすぎて、いないのが当たり前になってしまうから。

いると困るけど、いないとそれを意識することもないのだ。

 

キャンプ中に虫がいないのが快適なのは、もっともなこと。

しかしその本領は、帰ったあと。

キャンプ場からうっかり連れ帰ってしまうあのストレスから、完全に自由になれる。

 

満天の星空

夏にだって星は見える。

だけど、空気の澄んだ秋冬の星空を、キャンプ場で見たことがありますか?

 

パチパチと爆ぜるたき火から離れて、暗闇から見上げるあの星空。

首が痛くなるくらいずっと眺めていると、ふと自分が存在していないような、宇宙の一部になってしまったような錯覚がやってくる。

ふと我に返って、白い息で寒い寒いといいながら、またたき火まで戻って手を温めるところまでが星空観賞の楽しみだ。

 

比較的空いている

比較的、と書いたのには理由がある。

夏休みの時期にキャンプ場が混んでいるのは想像でき、なにもない11月には空いているのもまた想像できる。

 

しかし実際には、行きたかったあらゆるキャンプ場が満員だった。

最初は伊豆を狙っていたのだけどどこも空いていない、ならばと御殿場、裾野を探したが、こちらも一杯。

どんどん西に流れ、最終的には西富士まで行くことになった。

キャンプ場オーナーさんの話によると、この時期こんなに混んでいるのは稀なことだそう。

 

そうはいっても夏よりは、そして例年なら空いているはず、というわけ。

 

12月は完全にシーズンオフとなり、山では閉鎖してしまうキャンプ場も多いので、いよいよ海キャンができるかもしれない、とキャンプの楽しみは尽きない。