気がつけば1月ももう下旬、大寒ですね。1年でもっとも寒いと言われているこの時季、信州移住者の皆さま、ご無事でしょうか?我が家は今年で3度目の冬ですが、寒いですねーーーーー今年!朝7時頃、気温を見てみましたらマイナス10.9℃でした。朝イチは窓が凍って開きません。水道が凍って水が出ないという話も聞きましたよ~、お気をつけください。

 

御神渡り間近の諏訪湖

信州に住む身となっては当然知っていますけど、全国的に御神渡り(おみわたり)の知名度はそれほど高くないのではないかと思いますがどうでしょう。日本酒の銘柄ではありませんよ(ありますけどね)。全面結氷した諏訪湖の湖面が、山脈のようにせりあがる現象のことです。あの広い、そして日当たり抜群の諏訪湖が全面結氷するって、それだけでも信じ難い。さらにそれが隆起するというのですから不思議です。諏訪大社は諏訪湖を挟んで上社と下社があり、上社にいる男の神さまが下社にいる女の神さまに会いに行った足跡だと言われているそうです。

御神渡り自体は自然現象ですが、その様子から吉凶を占う神事でもあるそうです。そのため八剱神社の宮司さんが毎朝観察していて、長野日報でもその日の様子が報告されます。氷が成長したり溶けてしまったり、御神渡りまでの一進一退の記録なのですが、待ちわびる人々の一喜一憂がなかなかエモーショナルで面白いのでこの時季だけWEB版を見ています。たとえばこんな感じです。

御神渡りへ一進一退 八剱神社諏訪湖観察 / 長野日報

 

今年はまだ御神渡りは観測されていませんが、諏訪湖畔まで見に行ってみました。

割れた氷が、寄せては返して波打ち際に打ち上げられています。湖面に見える白いさざ波も、もちろん凍っているのですよ。不思議ですね。

よく晴れているので、光を受けてとてもきれいでした。厚みは5cmくらいでしょうかね。

人間と比べるとこんな感じ。

上に乗るとツルツルです。

 

御神渡りが出現すると、その隆起にともなってすごい音がするのだとか。今年見に行けたらいいなあ。