1018年5月20日、さわやかなお天気のなか開催された、軽井沢ハーフマラソン。我が家からは夫が参加!私は応援という名目で、まんまと軽井沢に同行してきました。沿道の様子や、ランナーと同行者のスケジュールなど、来年以降参考になるかもしれないのでまとめておきます。
軽井沢ハーフマラソンを沿道で応援
前泊におすすめのエリア
軽井沢ハーフマラソンのスタートは、午前9時。当日の朝、東京を出発して向かう場合は、早朝の4時とか5時とかに家を出ることになります。早起きは苦手だし、交通渋滞やらでやきもきするのもストレスと思い、前日入りしました。
マラソンのスタート・フィニッシュは同じ場所で、軽井沢駅の南側にあるプリンスホテル。ここに宿泊すればとても便利でスムーズなのだけど、もう少しお手頃なホテルに泊まりたい。条件としては、まず歩いて会場まで行けること。できるだけ公共交通機関で来るようにとの案内があったことと、万がいち駐車場が満車だったら困ってしまうから。
もうひとつ、ホテルから徒歩で応援に行けること。沿道で応援するには、コース沿いのホテルか、少なくともコースまで歩いて行ける距離というのが必須。当日は交通規制が敷かれているので、当然ながら車で応援に行くという選択肢はありません。
最後に、応援したあと、マラソンが終わるお昼頃まで、適度に時間を潰せる場所が近くにあるということ。交通規制の関係で、当日は気軽に車移動ができません。さらに我が家の場合は、私が運転できないので、ホテルから徒歩圏に観光スポットやカフェなどが多く、歩いて楽しめるエリアを条件としました。
そうすると自然と選択肢は絞られ、軽井沢ハーフマラソン前泊のベストエリアは、軽井沢駅から旧軽井沢銀座までのあいだ、ということに。
軽井沢本通りで応援
軽井沢駅から旧軽井沢銀座まで、軽井沢本通りというメイン通りがあります。プリンスホテルを出発したランナーは、旧軽井沢に向かってこの軽井沢本通りを北上。スタートしてすぐのまだ元気なランナーを応援できるのが、軽井沢本通り沿いなのです。今回はこの通り沿いにあるホテルに泊まり、沿道で応援してきました。
プリンスホテルのスタートが9時で、9時5分には先頭の白バイが軽井沢本通りを通過。ゼッケンの番号順にスタートするので、はじめは1,000番台のランナーから、徐々に2,000番台、3,000番台と番号が上がっていき、4,000番台の夫が通過したのは9時10分過ぎのこと。軽井沢のメイン通りを、道幅いっぱいまで埋め尽くすランナーの波は圧巻。グループで写真を撮りながら走ったり、応援を探してかキョロキョロしていたりと、ランナーにもまだ余裕が見えます。
大会の規模のわりに沿道は穏やかで、やはり近くのホテルから出てきた親子がパパを応援してまたすぐに部屋に戻っていったり、フラッと出てきた奥さんがご主人に手を振ってそのまま観光に繰り出したりしていました。ランナー到着前からスタンバイしていたのは私くらい。(といっても、9時頃ホテルを出たのだけど。)夫は走りざまにハイタッチをしていきました。
2回ランナーに会える場所!?
軽井沢本通りで夫が走ってくるのを待っているあいだ、交通整理の方が話しかけてくださいました。いわく、ここで応援したあと、もう1度ランナーと会うチャンスがあるのだとか。軽井沢本通りを北上したランナーは、旧軽井沢銀座手前で大きく曲がって離山通りに入り、六本辻を目指す。地図を見ていただくとわかるのだけど、軽井沢本通りと離山通りは逆V字になっていて、その底辺となる東雲交差点と六本辻を結ぶ道を行くと、V字部分を回ってくるランナーの先回りができるというのです。
六本辻というのは、ラウンドアバウトと言われる信号機のない環状交差点のことで軽井沢の名物でもあるし、木立が並ぶ軽井沢らしい道だから応援するのもおもしろそう。さらにいいことには、六本辻からすぐのところに、軽井沢随一といってもいい観光スポットの雲場池があるので、応援がてら散策するのに最適。あらかじめこの情報を知っていれば、2回目の応援に六本辻まで行ったところだけど、あいにくホテルのチェックアウトや身支度の関係があり、今回はあきらめることに。来年はこのことを考慮に入れて、応援計画を立てるつもり。
2時間で楽しむ軽井沢ツアー
軽井沢本通りで応援したあと、ゴールまで約2時間ほど、同行者にとっては自由時間になります。散策にもちょうどいい気候、そしてほどよくお店もあるエリア。2時間で軽井沢を満喫できるコースを2つご紹介します。
SAWAMURA&雲場池まで散策コース
軽井沢の有名なパン屋さんSAWAMURAは、ハルニレテラスのほかに離山通りにもあります。軽井沢本通りで応援したあとの朝食におすすめ。「緑の景観賞」に選ばれたこともある建物は、この時期緑に囲まれ、見るからに居心地がよさそう。豪華な朝食のプレートもあるのだけれど、私は好きなパンを選んでイートイン。2階は絵本や写真集などが置いてあるブックカフェ風で、のんびりできます。私が行ったときは、同じようにランナー待ちの親子が朝食を採っていました。
おいしいパンを食べたら、離山通りを六本辻の方向へ。途中corrisという雑貨店が右手にあり、軽井沢に行くときはたいてい立ち寄ることにしています。築100年以上の建物は、夏に行けば緑に囲まれて涼しげ。冬に行けば、薪ストーブが暖かく燃えています。数年前にここで買った靴下は、いまもくたびれることなく活躍してくれています。
六本辻まで来たら、有名なラウンドアバウトを見ながら雲場池の方へ。雲場池は観光客はもちろん、地元の人や別荘族にも親しまれている水場。昔は白鳥が飛来していたことから、別名スワンレイクと呼ばれています。ゆっくり歩いて1周15分くらいの散策。
万平ホテルのカフェテラス&旧軽井沢銀座コース
ジョン・レノンが家族と一緒に通ったと言われている、由緒あるホテルのカフェテラス。万平ホテルそのものも素晴らしいのだけど、カフェテラスは宿泊客でなくても利用できるので、優雅な午前中を過ごすのにはうってつけ。ここでぜひ頼みたいのは、ジョン・レノン直伝のロイヤルミルクティー。当時カフェテラスのメニューにロイヤルミルクティーが無かったことから、ジョン・レノンが自らレシピを披露したのだそう。サンドイッチを朝食代わりに、またはアップルパイを10時のおやつに食べながら、のんびり軽井沢時間を過ごすのは、まさに至福。
軽井沢本通りから万平ホテルまでのあいだは、あの有名な旧軽井沢銀座。おすすめのお店は、ジャムの小林、軽井沢デリカテッセン。買ったことはないのだけど、軽井沢彫りという伝統工芸のお店も気になっています。
温泉とランチは決めておこう
無事走り終えたランナーと合流したら、温泉とランチ!軽井沢ハーフマラソンの参加者が一斉に押し寄せると思われるため、あらかじめどこの温泉に行くか、どこでランチするかを決めておいた方がいいと思います。星野温泉のとんぼの湯は人気があるので混雑すると考えた私たちは、車でもう少しだけ足を延ばし、千ヶ滝温泉に。早めに向かったので良かったのだけど、やはり出るころには混んできました。キーワードは、走り終えたら、すぐ温泉へ。
週末の軽井沢はただでさえ人が多くて、ランチには行列ができるそう。軽井沢に来てまで並びたくないのでメジャーどころはスルーして、信濃追分にあるおそばのささくらに。前に1度行ったことがあり、地元の人に人気のお店と認識していたのだけど、この日はさすがに混んでいて、ランナーと思われるグループもちらほら。
軽井沢中心部からは外れるのだけど、ここはここで旧中山道の宿場町として栄えた文化が残っています。近くに「風立ちぬ」の堀辰雄の記念館や、追分宿の旅籠油やなどがあり、腹ごなしにぶらぶらと散策するのもいいものです。