東京の暑さを脱出して、軽井沢のウェディングイベントに行ってきました。このウェディング会社は、特定のチャペルやレストラン等を持っていません。軽井沢の自然の中で大切な人たちと一緒に楽しい時間を過ごしましょう!というコンセプトのもと、本物の森の中や小川のほとり、浅間山を背負う野原でアウトドア結婚式ができるのです。(もちろん土地の所有者に許可を取っています。)この日は、軽井沢に点在するいくつかのロケーションを見学させてもらえるツアーに参加しました。

 

軽井沢ウェディングツアー

旧軽井沢の桂並木

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春の明るいきみどり色の若葉のトンネルの下、ひんやりと湿ってやわらかい土の道を歩いていると、木の陰から赤毛のアンがひょっこり顔を出しても不思議とは思わないかもしれない。すっかり初夏の陽射しの東京や、閉め切って蒸していた車の中が嘘のように、ここにはしっとりと清々しい空気がありました。鳥の声と葉ずれの音しか聞こえない、この桂並木のまさにその下でするウェディングパーティ。どんなに素敵なことになってしまうのだろう。

次のロケーションに移動する途中、森の中の別荘地を通りました。木々に隠れてチラチラと見える別荘たち。夏の夜にはあのテラスに出て、星を見ながらコーヒーでも飲むんだろうな。(軽井沢の夜は涼しいから、夏とはいえきっとホットコーヒーに違いない。)煙突があるからきっと冬は家族で暖炉を囲むんだろうな。(木の枝にマシュマロをさして焼いたりして。)バスを降りてから、ね、ね、見た?とっても素敵な別荘があったね!と夫に話しかけるも、寝ていたから見ていないとのこと。なにそれ!

 

浅間山

次に着いたのは浅間山を正面に望む野原。というか草原!先ほどのしっとりとした森の感じとは違い、大きな空に抱かれた開放的なロケーション。軽井沢にはこんな顔もあるのか。好きな人の意外な一面を見たかんじ。

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そこに大きなテントが張られ、まるでカーニバルのような雰囲気。模擬ウェディングパーティで、ちゃっかりご馳走までいただきました。

 

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小川のほとり

最後のロケーションは、森の中の小川のほとり。ひんやりしたマイナスイオン溢れる中洲にイスを並べて、淹れたてコーヒーとバイオリンの生演奏。はぁ~、なんて贅沢‥。

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結婚式だからってシャンパンタワーやスライドショーはなくてもいい。大切な人たちとあたたかい時間を共有する、そんなシンプルなことが特別な思い出になるのだと感じました。

しかしさすが軽井沢。まだ日の残る夕方だけど、水辺は寒い。朝は暑さでイライラしていた夫と私、夕方には肩を寄せ合っていました。心も身体も浄化されたような、スッキリとした気持ちになって東京へ。