原村の移住相談セミナーに続いてまたしても、有楽町の交通会館へ「楽園信州移住セミナー」に行ってきました。
今回のセミナーは、「まち暮らし×やま暮らし移住者クロストーク」というのが目玉。
移住してタウンライフを送るパターンと、カントリーライフを送るパターンの両方の視点から、移住の先輩の話が聞けるということで参加しました。
前回の原村単独セミナーと違って12の市町村が参加しているので、より幅広い選択肢から検討するチャンス。
どのような基準で集まったのかはわからないけど、参加市町村は中野市・信濃町・松川村・須高地区(須坂市・小布施町・高山村)・茅野市・諏訪圏移住交流推進事業連絡会(諏訪市・岡谷市・茅野市・下諏訪町・富士見町・原村)。
セミナー後のラーメン屋さん「はしご」のだんだん麺をエサに夫をおびき寄せることに成功し(嘘です、夫も移住に協力的です!)2人で参加してきました。
楽園信州セミナー
長野県の紹介
セミナーではまず長野県全体と、今回参加している市町村の概要がスライドで紹介されました。
それぞれの市町村の平均気温や降水量、積雪などのデータが紹介され興味深かったのだけど、手元にレジュメがなかったため記憶が曖昧なのは悪しからず。
ざっくり言うと信濃町・中野市・小布施町・高山村・須坂市は北信濃エリアで、新潟県に近いだけあって長野県の中でも豪雪地帯。
安曇野エリアの松川村は意外にも雪は少ない様子。
そして茅野市・諏訪市・岡谷市・下諏訪町・富士見町・原村の諏訪エリアも雪が少ない。
なんというざっくり具合‥。
たくさんもらった手元の資料の中にレジュメがあるかも‥と途中ガサゴソ探したりしていたので、雪の情報しかキャッチできなかった。
レジュメあったら嬉しかったな‥。
市町村別ではないけど、頂いた冊子にエリアごとのデータが載っていたので一部抜粋して載せておきます。
平均気温 | 最高平均気温(8月) | 降雪量(累積) | |
北信濃エリア(長野市) | 12.8℃ | 30.1℃ | 229cm |
北安曇・松本エリア(松本市) | 12.7℃ | 30.5℃ | 70cm |
東信州エリア(上田市) | 12.6℃ | 30.1℃ | 記載なし |
諏訪エリア(諏訪市) | 11.9℃ | 28.9℃ | 86cm |
伊那路エリア(飯田市) | 12.7℃ | 31.2℃ | 58cm |
木曽路エリア(木曽町) | 11.2℃ | 29.5℃ | 記載なし |
データ:楽園信州セミナー資料「信州に暮らす。」
まち暮らし×やま暮らし
さて次はお待ちかねのクロストーク。
まち暮らし×やま暮らしということだけど、私たち夫婦は断然、やま暮らしを狙っています。
というのも移住とはいえ東京の拠点も残しつつ、二拠点居住(デュアルライフ)を希望しているから。
定期的に仕事やイベントなどで数日東京へ行くことが予想されるため、せっかくなら移住先は地方の「まち部分」ではなく、山、森、高原、湖畔など自然に囲まれた暮らしをしてみたいと思っています。
やま暮らしのトークゲストは、山の懐にある築200年の古民家を改修して住み、季節ごとに楽しみながら生活されている先輩移住者。
忙しい東京の暮らしから長野に移住したことで、住む場所だけでなく「生き様を変える」と言っていたのが印象的でした。
一方のまち暮らしの先輩移住者は、東京から移住したばかりの子育て世代。
属性が近く親近感がわきます。
茅野市の地元企業に転職とのことで職場は茅野駅近くだけど、自宅は車で15分ほど山側にのぼったところにあるそうです。
今年の夏に夫が茅野駅に行く機会があり、随分近代的な駅だったと聞いていました。
が、まち暮らしの方の話によると、車で少し走るだけでご自宅のあたりはのどかな田園風景が広がっているそう。
まち暮らしとは言っても東京のようにどこまで行っても住宅が密集しているまちとは違い、駅周辺などの中心地を除けば自然の残る風景があるみたい。
私たちの感覚からすると田畑や里山は充分「自然」と認識するけど、実際は人が耕し生活しているわけで、本質的に山や森といった自然とは違うものなのだと理解しました。
そのあと個別市町村への相談タイムがあったのだけど、まだ具体的ではない私たちはここで失礼し、信州以外の可能性として神奈川、静岡の移住パンフレットをちゃっかり入手。
夫が楽しみにしていた「はしご」のだんだん麺を食べに行きました。
今回参加していた各市町村を比較して、移住の可能性について検討した次の記事もよかったらどうぞ。