レンタル自転車を借りて、軽井沢をサイクリングしました。コースは万平ホテル発、三笠通りを走って、旧三笠ホテルまで。

 

軽井沢でサイクリング

それにしても、あたりの別荘の素敵なこと。森と土のいい香り。緑のトンネルを走りながらあたりをキョロキョロ、鼻をクンクン。

 

 

夏休みが終わっているのですれ違う人もごくわずか。自分たちのペースでのんびりと、サイクリングを楽しむことができました。

 

旧三笠ホテル

旧三笠ホテルは軽井沢の中でも代表的な観光スポットだけあって、私たちの他にも数組が見学していました。私たちが自転車を停めていると、タクシーがキュッと横付けされ、そこから降りてきたのはレトロなカップル。男性は丸メガネに七三分け、上下ベージュのジャケットスタイルにアンティーク風のトランク。女性はピンクの膝下丈のワンピースに、フォーマルなトークハット、くるぶしソックス。そのまままるで旧三笠ホテルに泊まるかのように入って行きました。一瞬のできごとながら、カップルに釘付けになっていた夫と私。浮世離れしている感じから皇室の方だったのではないかという意見も出たけど、それならタクシーというのもおかしな話。というわけであれはコスプレだという結論に至りました。古き良き避暑地の軽井沢を思いながら、良家のおぼっちゃま、おじょうさま風のコスチュームで過ごす。なかなか面白そうな軽井沢の楽しみ方ではあると思う。

 

雲場池

旧三笠ホテルのあと、そのまま自転車で雲場池へ。こちらは人が多く賑わっていました。池に向かって右側から1周まわる道を、のんびりぶらぶら。たくさんの人が歩くので道は自然に踏み固められているものの、それでも土のままの道はところどころぬかるんでいました。

DSC_0125

 

 

護岸のためのコンクリートなどがなく、池と道を隔てているのは土と植物と木の根だけ。ひょいと池をのぞきこむと、土が一段下がって池に続いているところや、その土から生えている水草が揺れている様子がよく見えます。その必要があるにせよ、コンクリートで固められた川岸や湖岸が無機質で無個性になってしまうことを日頃から残念に思っていたので、雲場池のまわりが1周すべて自然のままなのがとても美しく見えました。雲場池がいくら観光客で混雑していようとも、とても気に入ってしまった!軽井沢に来るときはいつでも立ち寄りたいと思う。