蓼科にある親湯(しんゆ)温泉。日帰り入浴もできるので何度か行ったことがあるのですが、贅沢にも今回は宿泊してきました。自粛期間中は親湯温泉も宿泊、日帰りともに休業していて、6月から宿泊再開、7月から日帰り入浴再開予定とのことです。地元を応援する意味もあり、そして素直に泊まってみたかったのでこの機会に行ってみました。

 

親湯温泉

大正15年創業の蓼科親湯温泉。以前の古い建物をリノベーションした、とてもおしゃれなお宿でした。

 

 

たまたま角部屋で、鮮やかな新緑が2方向から望めました。下には川があり、雨のせいもあってマイナスイオンが凄かった~。小さなテーブルセットの部分は、昔の旅館によくある窓辺のコーナー、あれなんて呼ぶのでしょうね。うすっぺらのカーペットが敷いてあって、短辺に洗面台と冷蔵庫が置いてあるの。たぶんあれをリフォームして、畳敷きの続き間になっていました。全体的にモダンな色調で、清潔感もあり寛げました。

 

日帰り入浴で行ったときからいいな、と思っていたのが、3万冊の蔵書と言われているライブラリー。

 

 

この写真はほんの一部です。新しいものだけでなく、きっと見る人が見たら貴重かもしれない年代ものの本も。どれでも自由に読んでいいのです。もちろんお部屋に持っていって、お風呂上りに雨の音を聞きながら読書三昧、なんてこの上ない贅沢な自粛生活ですね。1泊したくらいじゃ全然読み切れないのがもどかしい。それを考慮してか、親湯のチェックインは早めの14時からです。私の父が本好きなので、いつか招待したいと思いました。

 

温泉旅館での最大の楽しみは食事。自粛中は自分の作ったものばかりでさすがに飽きていたので、誰かが作ってくれるというだけで心が躍ります。旅館の食事のスタンダードってありますよね。誰もが共有できるような、そうそう、あれね、という感じで。たとえば固形燃料の小鍋とか。なんでみんなあの小鍋なのでしょう。それと最後のおひつ。最後の最後で結局お母さんが働かされるやつ。

親湯のお食事は、ザ・温泉旅館なイメージを覆してくれます~。まず目におしゃれで、ちゃんとおいしい。ああこれあるよね、という料理ではなく、運ばれてくるたびにへ~とかほ~とか言っちゃう。

トマトのファルシ

メロンのスープ

蓼科牛のソテー

特においしかったのは写真の3品。前菜のトマトのファルシは、中にシーフードマリネが詰まっています。上にかかっているのはジェノベーゼソース。トマトを割って崩しつつ、つるつるぺろり。2枚目はメロンのスープ。メロンの甘さと生ハムのしょっぱさが最高でした。ところどころでミントが爽やかに香ります。こちらもごくごくぺろりです。もっと食べたかった。最後の写真は蓼科牛。甘い玉ねぎのシャリアピンソースと安曇野わさび、どちらもおいしかったです。牛肉は普段あまり好んで食べないのですが、こちらはぱくぱくぺろりでした。お皿もよく見てください。りんご模様なのです。細かいところまで信州でかわいい。最後のごはんもおひつではなく、蓼科スープカレーか焼き味噌茶漬け。最後まで手を抜かず。これは夏のメニューだったようで、詳しくは親湯のサイトに載っています。また秋のメニューも食べてみたいなあ。