ブログに書き留めておきたいお店がいくつかあって、時間ができたら、と思っているうちについ後回しになっていました。外出自粛というこの状況、溜まったブログを書くのにはぴったり。近いうちにまた行けることを願って。

 

手打ち蕎麦 12か月

茅野駅から三井の森の別荘地やゴルフ場へ向かう途中に、縄文の道というのがあります。教科書で習ったような習っていないような、うっすらと聞き覚えのあるようなないような尖石(とがりいし)遺跡がこのあたりで発掘されたそうです。

この縄文の道沿いに古い集落があり、その一角にお蕎麦屋さんの12か月があります。八ヶ岳周辺にはナビではたどり着けない奥まった場所によくお店がありますが、12か月があるのは街道沿い。にもかかわらず見過ごしてしまいそうなくらい周辺の集落に馴染んでいるので、やっぱりこの辺のお店は発見しにくいのです。

 

 

 

最初に12か月に来たのは、去年の年末。私たちとしてはそのつもりはなかったのですが、お店は年越しそばを食べにきた人でいっぱい。ランチセットに付く前菜がおいしいと聞いていたのでもちろんそれを食べるつもりだったのだけど、12時半くらいですでに売り切れ。この時は泣く泣くぶっかけ蕎麦にしました。お店の方がおっしゃるには、電話すればランチセットを取り置いてもらうこともできるみたいです。

ランチセットに未練を残しつつ食べてみると、ここのお蕎麦、好みのタイプ!細くてしっかりとコシがあり、すーっごくよく冷やしてある。年末ということを考えると、食べている最中に体が冷えてだんだん寒くなってくるほど。お蕎麦って結構好みが分かれると思うので、同じようなタイプのお蕎麦が好きな人にはおすすめです。

 

お蕎麦がおいしかったので、次は絶対に前菜も食べたい!と思っていたところで、知人が東京から来ることに。お蕎麦が食べたいとのリクエストに応えて、12か月を案内することにしました。前回食べられなかった教訓から、ランチセットもお取り置きで確保。

信州に移住してからの習慣として、どこかのお店を目指して出かけるときは必ず電話予約をするようになりました。お目当てのお店がやっていなかったり満席だったりした場合に、通りをぶらぶらするだけで次のお店が見つかる東京と違って、こちらは第2の選択肢がありません。ナビで出てこないような隠れたお店にようようたどり着いてお休みだったときのショックといったら。こういうタイプのお店はまた、不定休も多いのです。都会の皆さま、電話予約は必須です!

 

 

夢にまで見たランチセット!前菜プレートとお蕎麦で1,500円でした。このときは2月で、前菜は鶏の治部煮、だし巻き卵、椿サーモン。と、右上の白いのはなにかのお芋って言っていたような気がします。ふわふわミルキーでした。器も盛り付けも美しい。お蕎麦はせいろかかけが選べます。前回冷えっ冷えのお蕎麦に寒くなってしまったので、あたたかいかけにしようかな。と一瞬思いましたが、またあの引き締まったお蕎麦が食べたいという欲望によりせいろに。

久しぶりに写真を見たら、とてつもなく食べたくなってきた。食べたい‥!