またおいしいお店を発見してしまった in 松本!気軽に食べられる町中華ならぬ、町フレンチ。つまりビストロです~。

 

松本で一泊する予定があり、せっかく都会にいるのだからたまには文化的なものが食べたい気分。信州に移住してからというもの、すっかり車移動の生活になったので、夜どこかで食べてお酒を飲むということがまーったくなくなってしまいました。だから必然的に家飲みということになるのだけど、自宅で作れないものってやっぱりありますよね。我が家の場合は揚げ物NG。それに手に入る材料も限られるので、ラムラック!とか、鴨肉半身!とかはムリ。このような事情を加味し、松本の夜にはフレンチが食べたいということになりました。

いろいろと情報収集したところ、オー・クリヨー・ド・ヴァンというお店がいいのではないかと。口コミの評価もいいし、泊まる予定のホテルから歩ける距離なのも大切なポイントでした。調査結果を夫に伝えると、以前このお店の前を通りかかったときに、素敵な店構えのお店だということで偶然写真を撮っていたそうです。このシンクロにより、松本の夜はオー・クリヨー・ド・ヴァンに決定しました。

 

 

 

予約して行ってみると、夫がつい写真を撮りたくなった気持ちがわかるくらい、すごくパリっぽい外観。おしゃれだけど気取ってないというか、最近のコンセプトありきのお店にありがちな「入りにくさ」とか「気恥ずかしさ」とかは感じません。どうりで1999年からやっているというから、もはや老舗なのですね。店内の壁にはサインとかメッセージがたくさんあり、なんと私が座った席の後ろの壁には、小澤征爾さんのサインがありましたよ。

 

 

 

ここまでですでに期待は高まり、お店選びに成功したと感じていたのですが、お料理を食べてそれは確信に変わりました。とても失礼なことかもしれませんが、私たちは初めて入るお店がイマイチだった場合、ひと品ふた品食べてさっさと出ることにしています。だからオー・クリヨー・ド・ヴァンでも、もしも好みのタイプのお店ではなかった場合には、アペリティフ的な感じで一杯ひっかけ、次のお店を探そうと考えていました。ところが最初に注文したあたたかいシェーブルチーズのサラダに完全にやられました。

 

 

写真で見るとあまりおいしそうに見えないのが悔しい。実際はもっとおいしそうなのです。写真上手に撮りたい。

たっぷりの葉物と人参、生ハムのサラダの上に、オーブンで焼いたパンとシェーブルチーズ!このパンがまたレーズンのパンで、とろとろシェーブルとの甘しょっぱコントラストが最高。

メインの鴨もも肉もおいしかったです。鴨肉のパリパリ部分とジューシー部分、そして写真ではお肉の下に隠れてしまっていますが、付け合わせのキノコがまたおいしかった。ほかにもパテ、エスカルゴなどどれもおいしかったです。

 

 

最初にビールを1杯ずつ頼んで、ワインは2杯ずつ。食後に夫はマールという食後酒を、私はハーブティーをいただきました。ハーブティーは香りを試して選ぶことができました。

これだけ食べて飲んで、2人で1万円。クオリティーを考えると安いと思います。大満足でした!また松本の夜に来たいです。だけど松本は他にもいいお店がありそうだから、1泊じゃ無理かも。困ったな。