今のところ我が家の移住先として有力なのは、長野県軽井沢町と原村。軽井沢はもう何度も遊びに行っているけど、このたび初めて原村に行くことになり、フィールドワークをしてきました。事前調査で知ったスポットの実際の感想や、村の印象、全体の距離感などをまとめてみたいと思います。

長野県原村の場所

 

原村移住フィールドワーク

原村の面積は43.23㎢。数字だけではピンと来ないので、東京都23区と比べてみます。23区で1番面積が大きいのは大田区の60.42㎢。大田区と比べると原村の方が小さい。近いのは5位の練馬区48.16㎢と6位の江東区39.99㎢。その中間が原村の大きさということになります。距離感や雰囲気を掴むために、原村内を車であちこち走ってみました。

原村は中央道から八ヶ岳へと標高が上がるにつれて、テクノパークゾーン、リビングゾーン、グリーンリゾートゾーンと、3つのゾーンに分かれています。見通しのいいリビングゾーンからは畑越しに八ヶ岳が見え、快適なドライブが楽しめます。富良野を彷彿とさせる広々とした景色。カフェや別荘が点在するグリーンリゾートゾーンは、まさに高原リゾート。木々に囲まれて、これまた快適なドライブが楽しめます。もちろん渋滞なんて皆無。というかグリーンリゾートゾーンに至っては、信号すらあまりない。すれ違う車はわずかで、後続車もめったにいませんでした。

それもそのはず、原村の人口は7,570人(平成27年国勢調査)。参考までに、同じくらいの面積の練馬区の人口は72万人(平成28年住民基本台帳)。100分の1。もはや原村が過疎なのか、練馬(というか都内)が過密なのかわからない。ただひとつ確かなのは、原村のドライブはストレスフリーだということです。

朝6:30頃、前日の雨でしっとりした空気のなかで空が白んでいきます。紅葉で色づいた木々を染め上げていく太陽のひかりの、なんと清々しいことか。

 

 

八ヶ岳自然文化園

原村には八ヶ岳文化園という大きな公園があります。夏には星空の下で映画祭が開かれたり、秋には収穫祭が開かれたりとイベントも多く、この旅行中にぜひ行ってみたいと思っていました。お世話になったペンションは、第2ペンション村の端っこ。地図上では八ヶ岳自然文化園のお隣だけど、距離感がつかめず、歩いていけるのかわからなかったのですが。実際には歩いてすぐ、なんなら見えるくらいの近さだったのでお散歩に行ってみました。

ふかふかの土の上を歩きながら、深呼吸が止まらない。軽井沢と同じ、木の甘い香りがしました。自然観察科学館やグレステンサマースキー場などの施設も充実しているけど、森の中のウォーキングコースやピクニック広場など癒しスポットも。原村に住んだら毎日お散歩に‥!夢がふくらむ。そして原村随一のビュースポットとして紹介されていた「まるやち湖」もこのきらめき。

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たてしな自由農園 原村店

茅野店が移転してとても立派になっていたので実はあまり期待していなかったのだけど、原村店も充分立派でした。茅野店と比較しても品ぞろえ、金額に大差はない。ちょっと町なかにある茅野店より、のどかな旅行気分が味わえます。観光客はあまり多くない季節のはずだけど、県外ナンバーの車で朝から賑わっていました。別棟の808(やおや)カフェは定休日のためリサーチできず。

自由農園以外の戦利品も写っているけど、写真を載せておきます。他にも信州名物のおやきや味噌などを購入。

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実践大学校農産物直売所

こちらも楽しみにしていたお買い物スポットのひとつ。新鮮な乳製品や有精卵が買えるとのこと。もし原村に住むことになったら牛乳と卵はここで買いたいと思っていました。が、牛乳は高温殺菌だったので断念。ネットで調べてみると以前は低温殺菌だったらしいとの情報も。残念です。有精卵は買って帰りました。黄身がまるっと立体的。釜玉うどんとたまごかけごはんにしてみたけど、味の違いは正直あまりわからず。放し飼いの自然な環境で生まれた有精卵ということで、安心感があるのは確か。

直売所は思ったより狭く品数も限られてるものの、そこそこの賑わい。ルバーブやほおずきなどの農産物も売っていました。