あちこちで蕎麦の花が風に揺れています。晩秋の新蕎麦が楽しみですね。

もう晩秋のことを考えているのは気が早いように感じますが、今年は夏が終わるのが早く、ここ蓼科ではすでに9月の初めから羽毛布団で寝ています!!夏の気分を忘れないうちに、今年の夏について記録しておきます。

 

梅雨明け

去年は梅雨明けが遅く8/1でしたので、7月は寒さに震えていました。そのときの様子はこちらの記事にちょっとだけですが書いているのでよかったら。

で、今年2021年。関東甲信では7/16頃に梅雨明けしたそうですね。こちらは標高が高いこともあり、そして空気が澄んでいることもあり、晴れていればピッカーン!とド晴れです、ド晴れ。

紫外線は強いですよ。お出かけに帽子、サングラスは必須です。暑いからといって肌の露出を増やすよりも、羽織ものやストールとかで素肌を隠す方が涼しいと感じます。日傘はちょっと、雰囲気的に合わないかなと思います。軽井沢なら日傘もいいのでしょうね。風立ちぬみたいに。

日陰や家の中は涼しいです。うちにはエアコンが無いのですが、その必要を感じません。去年はもしエアコンがあれば付けたいと思うくらい暑い日も数日あったのですが、今年は全然。そういえば扇風機すら使っていません。2階にある夫の仕事部屋は午前中暑く、サーキュレーターを回しっぱなしにしているみたいでしたけど。

朝晩ももちろん涼しい。夫は窓をうっすら開けてそよ風を感じながら寝たい、私は寒いから閉めて寝たい、という問答が繰り広げられました。

 

お盆の頃

お盆前後、ずーーーっと雨でしたよね。いま調べてみたところ、長野では8/13から一週間ほぼ雨。げんなりです。日射しが無いと肌寒い蓼科、夜が寒くて急遽羽毛布団を出しましたよ、8月に!!!まあでも同じころ東京でも肌寒いくらいだったみたいで、今年の夏はちょっと景気が悪いですね。

長雨が影響して、岡谷では土石流が発生しました。長野県は山に囲まれ、というか山の中の限られた平地を利用して生活を築いています。遠くから眺めてみると八ヶ岳は比較的なだらかな山裾ですが、それでも急斜面や崖がいたるところにあります。八ヶ岳に対峙する南アルプスの急峻な山肌や、かつて木材を刈り出す杣人が活躍した木曽路を思い浮かべるに、それらの斜面は八ヶ岳の比ではないと容易に想像できます。

しかしながら過去のいろいろな事例を見てみると、同じエリアでも土砂災害が起きやすい場所とそうでもない場所があるようです。過去に土砂災害が起きた場所は、繰り返しその被害にあっていたりします。津波もそうですね。そしてその教訓は地形の観察と共にハザードマップに落とし込まれています。移住を考えている方ですでに具体的な地域まで絞り込んでいる方は、市町村が公表しているハザードマップに一度目を通しておくことをおすすめします。私も土地を探していますが、良さそうな物件があったらまずハザードマップに照らし合わせて確認しています。

 

夏の終わり

雨のお盆が終わり、ようやく日射しが戻ってきた8月末。羽毛布団もさすがに暑く感じ、また夏用の薄掛けに戻しました。やれやれ。ただしもう夏の盛りの感じではなく、秋の雰囲気がそこここに。夕方の日射しはやや低い角度から部屋の奥まで差し込むようになり、木の葉越しの西日の美しいことといったら。日暮れの時間もじわじわと早くなっています。

東京に住んでいたころは、長く過酷な夏が終わっていよいよ大好きな秋冬を実感するのは10月に入ってからでした。ところが今年は、過ぎゆく夏を惜しんでいます。本当に、いずれ静かに枯れ果てるこの夏の光と草木の輝きが名残惜しい。

窓を開け放していられるのもあとわずか。去年の初ストーブは10/1だったので、もうそろそろ‥冬‥?