来ました来ました!もう3月も終わりだというのに、ここにきて今シーズン一番の雪!

 

昨日の夜寝る時間にはまだ雨で、しかも結構土砂降りだったので予報通り雪にはならないだろうな、という感じで、窓を開けてみても暖かく、こりゃ春だわ、と思っていたのですが。今朝起きてみたら、真っ白ではありませんか!さらにまだ降り続けている!昼頃に止むまで、我が家のあたりでだいたい15cmくらい積もりました。

 

 

今年は本当に暖冬で、雪が降ったのは数回だけだし、しっかり積もったのは今日と初雪の2回くらいだと思います。初雪のときは翌日の天気が良く、道路の雪はみるみる溶けてしまいました。だけど今日は明け方からずっと降り続いている。ということは、本日3月29日。ここにきてやっと、やっと、スタッドレスの走行実験ができる~!

なんならもうノーマルタイヤに履き替えようとしていたところです。まだ交換してなくて本当によかった。今日の八ヶ岳周辺の道路、ノーマルでは絶対無理。

 

積雪は15cmくらいで、道路の状態はこんな感じです。

 

 

まだ降っているので、轍の跡にも雪が積もります。この足跡は私の足跡。こんな雪の日に、他には歩いている人はいません。それにしても雪の日って、本当に静かですよね。このしんしんと雪に埋もれていく感じ、雨ではもちろん味わえないし、都会の雪とも違います。都会の雪って、子供がはしゃいだり交通が混乱したりして、なんだか騒がしいのです。

 

例のごとく私は雪の運転が怖いので、夫に車を出してもらいました。よりによって今朝灯油が切れてしまい、こんな雪なのにどうしても買いに行かなくてはならなかったのです。信州に移住して早々の10月に、雪道を恐れてスタッドレスにしていたのですが、ようやくその真価を見るときがやってきました。

家を出てすぐの道路は交通量が少ないので、新雪の上を走ることに。歩いて雪を踏みしめるとギシッギシッというあの感じが、タイヤの下に感じられます。ハンドルを切るとギュギュギューという感じで方向が転換されます。以前ノーマルタイヤのまま軽井沢でうっかり雪に遭遇してしまったときのような、タイヤが凍り付いてハンドルが取られる感じや、表面がツルツル滑ってしまうような感じはありません。しっかり道路をつかんでいる感覚がありました。

大きな道路に出ると、除雪はしていないものの、他の車の轍があるので、その轍に沿って運転します。金属のレールが敷いてある子供用のゴーカートって覚えていますか?ハンドル操作に関わらず、レールが軌道を修正してくれるのですが、それに乗っているような気分になりました。もちろん轍の雪は軌道修正してくれないので、ちゃんと運転しなければいけませんけど。久しぶりの積雪だからか、地元の車の運転も慎重で、雪に不慣れな私たちでも交通渋滞の原因になるようなことはありませんでした。

 

スタッドレスって実はそれほど古くない技術で、私たちの親世代にスキーが流行っていたころ、まだスタッドレスはなかったそうです。雪道でチェーン装着を手伝ってくれたのが今の夫です。とかいう恋愛話があったとかなかったとか。本当にすごい発明だったのでしょうね。今の時代、スタッドレスがあって本当によかった。信州への移住のハードルを下げたのは、スタッドレスタイヤと住宅性能の進化とネットワーク環境だと思います。

この時期の雪だから、もうタイヤ交換してしまった人もいたのでは、とちょっと心配。信州での最初の冬の締めくくりとしてお伝えしたかったのは、「ノーマルタイヤは4月から」。これです。