あけましておめでとうございます!

東京では年末から三が日までとてもよく晴れて、穏やかなお正月でした。今年はいよいよ移住に向けて動き出せるよう、がんばっていこうと思います。いつもどおりぼちぼちの更新となりますが、どうぞよろしくお願いします。

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信州に移住したい理由

私たちが信州に移住したい理由として、音と光の問題があります。現在東京の住まいで問題となっている音と光、信州に移住することで解決するだろうか。

 

音の問題

お正月は日本中がお休みになる日。(お正月関係なく働いた皆さま、お疲れさまでした!)私の母は昔から、お正月の空気は澄んでいてきれいだと言っていました。そういわれてみれば、お正月の富士山はいつもより大きく、くっきりと見える気がしませんか?それもそのはず、どうやらちゃんと理由があるようなのです。

1:お正月は工場が一斉にお休みになるので、空気が汚れない

2:営業車やトラックが減ることに加えて、朝からお屠蘇でお祝いするので自家用車も減り、排気ガスが減る

お正月は東京でも澄んだ空気が楽しめる、ありがたい日というわけです。

 

お正月に車が減るということは、車による騒音も減るのではないだろうか。我が家のベランダには、それほど近いわけでもないのに第三京浜の音がなぜかよく聞こえてくる。聞いたことのある人にはおわかり頂けると思うのだけど、一台一台の車の音ではなく、たくさんの車の音がゴーッというひとつの唸りのようになって、空気に反射して聞こえてくるのです。地面から響いてくる音なのか、空から響いてくる音なのか、どちらかわからないような不気味な音。

この音がお正月にはいくらかマシになるかもしれない、と少し期待していたのだけど。残念ながらいつもとあまり違いがなかった。私の実家がある千葉ではどうだろう。お正月の挨拶に行ったついでに検証してみることに。元日の夜、暗くなってから窓を開けてみると‥。やっぱり、京葉道路の音がする。残念!車の騒音については、いくらお正月といえどもあまり変わりはないようです。

 

これはお正月とは関係ないのだけれど、マンションに住んでいると生活音の問題もあります。現在は周囲に恵まれ、お隣さんや上階の生活音は、はっきりいってほとんど気にならない。もちろんゼロではないよ。エアコンの室外機の音など、どうにもならないものもあるし、常識の範囲で「お互いさま」ということ。

逆に、自分たちが出す生活音が迷惑になっていやしないかという心配は常にある。夜中でも音楽をかけたい。洗濯物を干しながら、鼻歌でも歌いたい。思い立ったら夜中に模様替え、したい。

 

光の問題

光の問題としては、「夜なのに明るい」ということに違和感を感じています。高台にあるマンションに住んでいるため、ベランダからかなり遠くまで一望できるのだけど、夜になっても空が暗くなることはありません。スタジアムの強いライトや、高層マンションの窓のひとつひとつの明かり、ヘリポートの赤いライトなど、さまざまな明かりが一体となって、空を照らしています。もちろん我が家の明かりも、微力とはいえその一因になっていることも事実。

以前軽井沢で、まだ夕暮れの時間なのに木々の枝がひかりを遮り、怖いくらいひっそりとした暗闇を歩いたことがあります。怖いと思うと同時に、本来あるべき夜の姿を見た気がしました。夜は暗いから、おうちに帰る時間。家族であたたかいごはんを食べる時間。おふとんにぬくぬくと埋もれる時間。そんな本質的なことを、スッと理解することができた。

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ちゃんと暗くて、静かな夜を過ごしたい。私たちにとってこの音と光の問題は、移住を考えるうえで大きな動機のひとつとなっています。