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魔女の媚薬はとろけるキャラメル

-この記事は「時には木陰に寝ころんで」より、引っ越ししてきました-

 

夫の心を虜にして離さないのは、媚薬のような禁断のキャラメル。

時代が時代なら、これは魔女の仕業だと思われたに違いありません。

 

魔女のキャラメル

男の人は甘いものが好き

小さいころ、おとなの男の人はお菓子など食べないものだと思っていました。

お菓子は子どもの食べもので、おとなになると食べなくなるのだと。

特に男の人は、甘いものなど好きではないのだと。

 

なぜそう思っていたのか、今となってはわかりません。

絵本や映画で、そのような描写があったのかもしれません。

 

実際にバレンタインの時期になると、甘いものが苦手な男性向けチョコレートとして、ウイスキーや日本酒のチョコレートが販売されています。

しかし周りを見渡してみると、甘いものが苦手な男性など私はひとりも知りません。

 

夫はあらゆる種類のお酒が大好きですが、同時に甘いものも大好きです。

我が家にある甘いものは、ほぼすべて夫が購入していると言っても過言ではないでしょう。

 

実家でも同じ現象が起こっており、父は隙を見てはお菓子をつまんでいます。

職場の男性陣も、デスクにスイーツを隠しています。

 

このように男の人が甘いものが好きな例は、枚挙にいとまがありません。

それなのに一般的に甘いものが苦手だと思われがちなのは、男性はこうあるべきという典型的な姿が、私たちの思考に少なからず影響を与えているからではないでしょうか。

だって周辺にいる男性を観察したところによると、どうやら彼らは甘いものが好きみたいですから。

 

ピクニックの名脇役

芝生でごろごろしながら食事やお酒を楽しむのがピクニックだとしたら、決して主役にはなれないけれど、密かにいい仕事をしてくれるお菓子があります。

 

お腹はいっぱいだけど、まだちょっとなにかつまみたいとき。

食事は食べてしまったけど、ワインがまだ少しのこっているとき。

そんなときにあるとうれしいのが、キャラメルとチョコレートです。

 

私はピクニックにいくとき、キャラメルかチョコレート、もしくはその両方をバスケットに忍ばせておきます。

忍ばせておくだけで、食べないこともあります。

 

でももし、食後に甘いものが欲しくなったら?

コーヒーのお供は?

帰り道に歩き疲れてしまったら?

そんなときにひとかけらのキャラメルかチョコレートがあれば、万事解決すると思いませんか?

 

魔女が作った、とろけるキャラメル

キャラメル・アップルを作っていたとき、とろりと仕上げなければいけないキャラメルを煮詰めすぎて、硬くなってしまったことがありました。

試しに冷凍庫に入れて固めてみたら、なんとおなじみのキャラメルキューブのできあがり。

くちに入れると体温でとろりと溶け出し、舌の上で消えてしまいます。

 

キャラメルを作るのは難しくありません。

焦げないように絶えずかき混ぜながら、材料をひたすら煮詰めればいいのです。

 

その間じゅう、部屋のなかは甘い香りで満たされます。

ぐつぐつと泡立っている鍋のなかをのぞき込んでニヤニヤしながらキャラメルを作っていると、まるで惚れ薬かなにかを作っている魔女にでもなったような気分になります。

それもそのはず、夫はでき上がった甘くて儚いキャラメルの虜になり、こっそりとつまみ食いをしているようですから。

 

煮詰め方が甘いと、冷やしても柔らかいキャラメルができ上がります。

ファーストキスのような禁断のくちどけが楽しめますが、柔らかいためにカットしたり包み紙に包んだりするのが大変なので、おうちでひっそりと楽しむのに留めておきましょう。

かといって煮詰めすぎると、今度は飴みたいに硬くなってしまいます。

何度が作るうちに、好みの煮詰め加減を探っていきましょう。

 

また、贅沢な使い方ではありますが、このキャラメルをお菓子に焼きこむこともできます。

好みの硬さにできなかったときはサイコロ状にカットして、パウンドケーキやマフィンなどに入れれば、勿体なくありません。

 

 

とろけるキャラメルのつくり方

媚薬のような禁断のくちどけ

  • 生クリーム 200 g
  • 砂糖 100 g
  • 水 100 g
  • バター 10 g
  • 塩 ひとつまみ
  1. 砂糖と水を鍋に入れて弱火にかけ、鍋を揺するようにして砂糖を溶かし、香ばしくキャラメライズする。水分が蒸発して焦げ付いてしまうので、へらでかき混ぜたりしないこと。
  2. 生クリーム、バター、塩を加える。一気に泡立つことがあるので、シンクの中でやるといいかも。
  3. 弱火でぐつぐつ煮詰めながら、焦げないように絶えずへらで鍋底からかき混ぜる。
  4. 泡立ちが落ち着いて、キャラメルに粘度がついたら完成。目安はへらで混ぜたときに、もったりと鍋底が見えるくらい。火にかける時間はだいたい30分くらいです。
  5. クッキングシートを敷いたバットなどに流し込み、1晩冷凍庫へ。固まったらキャラメルサイズにカットして、包み紙に包みます。

 

でき上がったキャラメルは、常温だと柔らかくなりやすいので私は冷蔵庫で保存しています。

ピクニックに持っていったものの食べきれなかった分は、帰ってからまた冷蔵庫で保存します。