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ベストシーズンはいつ?ピクニックで四季を楽しむ

-この記事は「時には木陰に寝ころんで」より、引っ越ししてきました-

 

ピクニックという視点で見ると、気候のいい春と秋はベストシーズンと言えます。

しかし夏と冬にも、それぞれの楽しみ方があるはず。

ちょっとしたアイデアと発想の転換で、美しい日本の四季はいつでもベストシーズンに。

 

ピクニックのベストシーズン

やっぱり春と秋はベストシーズン

四季のなかでも過ごしやすい季節とされる春と秋。

ピクニックには、うってつけの季節です。

 

花と若葉を愛でる春

冬が終わるころ、窓を開けると空気があたたかく、ふと花の香りが漂ってくる日があります。

すると途端に部屋が春の気配につつまれ、久しぶりに明るい色の洋服を着たくなります。

 

春の始まりは、控えめに咲く可憐な梅。

いかにも日本らしい奥ゆかしさの白や紅の梅の花を愛でる会には、温かい甘酒や抹茶がよく似合います。

 

梅の次はタンポポや、フェスタ・デラ・ドンナのミモザなど、黄色い花の季節。

家の近くに大きなミモザの木があり、ある日突然、満開になります。

毎年このミモザが咲くと、急いで春のピクニックの準備をしなくては、と思うのです。

 

ミモザが終わると、日本中がそわそわする季節。

そう、桜前線です。

 

私はこの桜前線という言葉が大好きです。

列島を南から北上し、次々と桜を開花させていく様子は、まさに前線。

まるで日本地図が、薄いピンク色に塗り替えられていくようです。

 

お花見は日本発祥のピクニックのひとつ。

満開の桜の木の下、花吹雪を眺めながら静かな時間を過ごすお花見というのが、最高の贅沢ではないでしょうか。

 

桜の花は一瞬で終わってしまいますが、続く若葉の季節こそピクニックには最適。

まさに、ピクニックのベストシーズンといってもいいでしょう。

 

サンドイッチやスナックをつまみながら、ビールやワインを飲んでダラダラしたり、ブランケットに寝ころんで本を読んだり、シロツメクサで花かんむりを編んだり。

あらゆるピクニックの楽しみが、この季節に待っています。

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秋の高い空と、深まりゆく色彩

もうひとつのベストシーズン、秋。

湿度が下がり、空が高くなってくると、ようやく夏も終わり。

近ごろは10月まで暑い日が続きますが、キンモクセイが香ったら、いそいそと秋のピクニックのために準備を始めます。

 

イチジクや洋ナシ、ぶどう、かぼちゃ、栗、きのこなど、秋にはおいしいものがたくさん。

果物はその場で剥くのが大変なこともあるので、瓶詰にしたり、焼き菓子にしたり、いろいろな保存方法を工夫してピクニックに持っていきます。

そうそう、ワインやシードルも忘れずに。

 

木々が色づきはじめるころから、絶え間なく葉が落ちる晩秋まで、自然のつくる色彩のグラデーションは本当に美しいものです。

同時に空が高くなり、空気がひんやりとしてきます。

昼間はあたたかくても、夕方になると冷えることがあるので、ブランケットや羽織りものがあると安心。

厚手の素材や暖かい色合いで、秋が深まっていくことを実感します。

 

 

夏はナイトピクニック

春と秋がピクニックのベストシーズンということに異論はありませんが、夏には夏の良さがあります。

それは、夜のピクニック。

 

私は夏の暑さがほんとうに苦手で、常々ヨーロッパの短い夏に憧れています。

しかしヨーロッパの人から見ると、日本の夏はとてもエキゾチックで魅力的なのだそう。

彼らは一晩中蒸し暑く、あるいは生ぬるい夜に、Tシャツ・短パンで街に繰り出したり、ベランダに出てビールを飲んだりするのを楽しむようです。

たしかに、ヨーロッパは夏といえど、夜は冷えるようですから。

 

そういうわけで、夏のピクニックは夜にするのはどうでしょうか。

昼間よりは過ごしやすく、紫外線の心配もありません。

虫よけ効果のあるエッセンシャルオイルが入ったキャンドルを灯して、ビールやサングリアをお供に。

 

そうそう、花火大会のなかには、芝生やビーチでのんびりと鑑賞できるものもあり、スペシャル版夜のピクニックといったところでしょうか。

野外映画館というのもロマンティックです。

 

美しい冬も、ある意味ベストシーズン

冬にピクニックをしようという強者には、大きく分けて2つのパターンがあるように思います。

ひとつは、晴れて暖かい日に、冬の陽射しを楽しむ人たち。

関東の冬は穏やかに晴れる日が多く、昼間であれば快適にピクニックを楽しめます。

 

もうひとつは、銀世界で冬の美しさを楽しむ人たち。

例えば、かまくらを作ってランタンを灯し、冬の早い夕暮れを楽しむ。

氷点下の中、樹氷に囲まれて、冬の静けさを味わう。

星空と焚き火と、ホットワイン。

 

暑さが苦手な私ですが寒いのは大好きで、最近の生ぬるい東京の冬には気持ち悪さすら感じています。

寒いからこそ美しい冬は、ある意味ではピクニックのベストシーズン。

寒いならとことん寒さを楽しむ、という楽天的なアイデアは、とてもピクニックらしいと思います。