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アメリカのりんご飴
キャラメル・アップルのつくり方

-この記事は「時には木陰に寝ころんで」より、引っ越ししてきました-

 

昔、お祭りの屋台で買ってもらったりんご飴。

大きくてまっ赤で、食べると飴が歯にくっついて。

子どもごころに、罪な味だと思いました。

 

大人になってから知りましたが、りんご飴は海外にも存在します。

それはとろりとキャラメルに包まれた、これまた罪な味。

 

キャラメル・アップル

キャラメル・アップルは大人も虜に

アメリカに留学していたある秋に、当時まだ日本ではそれほどメジャーではなかったアウトレットモールへ行きました。

ラルフローレンやナイキなど、アメリカのブランドものが驚くほど安く、留学生の分際を忘れて夢中でショッピングに走りました。

季節柄ハロウィンのデコレーションも豊富で、あれこれと目移りしながらも楽しみました。

 

そろそろ歩き疲れてきた午後、あるワゴンが目に留まりました。

それは初めて見るキャラメル・アップル。

大きなりんごに、ぽってりとキャラメルがコーティングされています。

ちょうど疲れて甘いものが欲しい気分だったので、迷わず購入しました。

 

初めてのキャラメル・アップルは、今まで知っているりんご飴の概念を覆すほど、想像の遥か上をいく食べものでした。

キャンディのように硬く見えるキャラメルは、食べてみると柔らかくとろりとしています。

中のりんごはジューシーで、食べているうちに果汁が滴るほど。

 

アウトレットでの戦利品に囲まれた私は、片手にキャラメル・アップルを持ったまま、夕方の日射しのなか立ち尽くしてしまいました。

今となっては、そのときに何を買ったのかは思い出せませんが、キャラメル・アップルのおいしさだけははっきりと記憶に残っています。

 

ハロウィンとりんご

実はこの時期にキャラメル・アップルのワゴンが出ていたのは偶然ではありません。

ハロウィンといえばかぼちゃを思い浮かべる人が多いですが、アメリカではりんごもハロウィンの重要なアイコンのひとつ。

 

ハロウィンのゲームに、アップル・ボビングがあります。

たらいに水を張ってりんごを浮かべ、手を後ろに組んで口でりんごをくわえます。

顔が濡れたり、前髪が濡れたり、人によってはびしょびしょになってしまったりと、プレイヤーもギャラリーも大いに盛り上がります。

ピクニックでやってみてもおもしろいかもしれません。

 

あの世から魔物や魔女など邪悪なものがやってくるハロウィンと、神聖な果物であるりんご。

昔の人びとはりんごを食べることで、邪悪なものから身を守ったのでしょう。

 

あの時のキャラメル・アップルを

先日ちょうどいいサイズのりんごを頂いたので、キャラメル・アップルを作ってみることにしました。

作ってみるといっても、りんごにキャラメルをかけるだけです。

キャラメルは、市販のものをかけてもいいです。

 

でも手づくりのキャラメルは、どこかやさしい味がするから不思議。

煮詰め加減が難しいのですが、コツは焦がさないよう絶えずやさしく混ぜることです。

 

ピクニックを賑やかにしてくれる、ぽってりとかわいいキャラメル・アップル。

屋台のりんご飴みたいに、がぶりとかじり付くのもお楽しみですが、6等分にカットして食べることもできますので、淑女の皆さまもご安心ください。

 

 

キャラメル・アップルのつくり方

大人も虜になる、罪の味

  • りんご 好きなだけ(レシピのキャラメルはりんご2つ分です) (小さめのほうがかわいい)
  • 小枝 りんごと同じ数
  • 生クリーム 100 g
  • 砂糖 50 g
  • 牛乳 50 g
  • バター 5 g
  • 塩 ひとつまみ
  1. キャラメルを作ります。牛乳、砂糖を鍋に入れて混ぜ合わせ、弱火にかける。
  2. 砂糖が溶けたら、生クリーム、バター、塩を加えて、焦げ付かないようになべ底から絶えずかき混ぜる。
  3. ミルクジャムくらいの粘度になるまで、やさしく混ぜながら練り上げる。
  4. りんごにキャラメルをかけるか、キャラメルの入ったボールにりんごをディップする。小枝を挿して完成!

 

りんごは皮ごと食べるので、無農薬が理想です。

私は頂きもののりんごを使ったので、念のため流水でよく洗いました。

 

キャラメルは煮詰め加減がポイントです。

ゆるいとりんごから流れて落ちてしまい、硬いと生キャラメルのように固形になってしまいます。

そうは言っても手づくりお菓子なので、多少のブレはご愛敬。